若年世代の育成 トレーニング施設を充実させているサッカーチームが増加

サッカーのトレーニング

Jリーグの育成は、高校生のアンダー18や中学生のアンダー15といった、ユースチームと呼ばれる若年世代の強化に努めており、プロチームで教えたことがあるコーチが指導をするケースが増えています。アンダー18で実績を残した選手は、トップチームへの昇格も夢ではありません。高校卒業後は大学に行かずにプロになることもあり、1シーズンで2人か3人をトップチームに加入させているチームもあります。育成世代は、サッカーのトレーニングに加えて、けがをしにくい体作りや栄養教育を充実させていることが多く、チーム専属のフィジカルトレーナーや管理栄養士が指導を行っています。アンダー18の選手は、トップチームと練習試合をすることが多いので、サッカー技術やプロ選手の心構えなどを自然に体得できる点もメリットといえるでしょう。

近年、Jリーグのチームはトレーニング施設の充実化を図っていて、金銭的に潤沢なJ1とJ2チームに関しては、規模が大きい施設をクラブハウスに隣接する形で設置しています。天然芝コートがあるのはもちろんですが、選手の調整が出来る人工芝コートも設置されていることが多く、練習終了後は大人数が同時にクールダウン出来るように広めの浴室やシャワールームがあります。けが人がいる場合は、施設内のトレーニングルームで医師や理学療法士の指導に基づいてリハビリを受けることが可能で、適切なアドバイスをしてもらえるので、オーバーペースにならずに回復に繋げられるでしょう。